🏵ロゼット
— itsme(いつみ) (@itsme8080) 2021年1月16日
「選んだのは自分だろ」
Mattie-S
┣曲: マシー https://t.co/U1DgUvdFzB
┗詞絵動画: itsme(いつみ)
歌唱: #結月ゆかり
𝕟𝕚𝕔𝕠: https://t.co/0QQf2XTBES
𝕐𝕠𝕦𝕋𝕦𝕓𝕖: https://t.co/gjguI6Mk9J
よろしくお願いします
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新しいユニット作ができました。
長~~~いので目次で見たいとこだけ見てくださいな。
AviUtlのことも書きました。
曲関連リンク
🏵歌詞
🏵ニコニコ動画
🏵YouTube
🏵曲担当マシーさんブログ
背景
ユニットMattie-S(読み: マティス)作は、ほぼマシーさんからデモが送られてくるところから始まります。
それでわたしが聞いて感想を言うと、マシーさん単独作用なのかユニット用なのか教えてくれるという感じです。
ロゼットは、聞いてすぐに「これわたしがすきなやつ!」となりました。
そしてマシーさんいわく、いつみが好きそうな曲を作ろうと思って作った、とのこと。
作ろうと思ったら作れるものなんだ……という驚きが大きく、よく覚えています。
わたし本人が自分の好きな感じの特徴をちゃんと自覚してないのに()
しかも確かにわたしが好きなやつだったんですよね。すごいって思いました。
👇マシーさんブログより引用
実はこの作品は、マティスのユニット相方のいつみさんの作曲する曲調を僕なりにイメージして作ってみました。少し暗い歌謡昭和レトロ感のあるかんじといえばいいでしょうか。
そこからユニット作となるのは自然な流れだったように思います。
詞
テーマは昭和レトロということで、自分なりにレトロ感があると思う要素をちりばめて書きました。
昭和に流行った物というキーワードで検索をかけて、でてきたものの中で「花占い」がピンときたので、占いや迷信とかそのあたりから内容を組み立てていったと思います。
花占いと言ったら女学生だろ~とか(ド偏見)
サビのメロディの「たったらったったっれ」みたいなところは、リズムが好きで。
こういうところだよ、と人に文字で説明する時に「らったった」とかそれっぽく発語して伝えようとしたりするじゃないですか(しない?)
文字で誰かに伝えるとしたら、その好きな部分はわたしの感覚だと「たったらったったっれ」なんですね。
なので、そのメロディとリズム部分の歌詞は そんな感じの音のまま当てはめたいと思いました。
結果、3か所あるそれらはそれぞれ
「踏鞴 祟れ(たたらたたれ)」
「簓 刺され(ささらさされ)」
「踏鞴 絶たれ(たたらたたれ)」
となったのでした。
たたら、の音でまず思い浮かんだのが慣用句の「踏鞴を踏む」だったので、詞も足を強調した感じにしたつもりです。
また、語源を調べたら踏鞴というのが足で踏んで空気を吹き送る送風機だと知りました。
そのあたりとテーマの昭和を合わせて、足踏みオルガンのイメージになりました。
あれ知人の家の蔵(?)にあって弾いたことあるんですが、せわしなく踏みながらじゃないと音が鳴らなくて難しかった思い出があります。
ものすごく雑に言うとハーモニカみたいな仕組みらしくて、足踏みオルガンの中にもステップ踏むことで空気を吸い込むタイプと空気を吹き送るタイプがあるんだそうで。
わたしの知ってるのはどっちだったんだろう。
簓は楽器らしいのですが、
物の先端が細かく割れてささくれたもの。また、役に立たなくなったもののたとえ。「杭(くい)の先端が簓になる」
簓とは - コトバンクより引用
こっちのイメージで使いました↑
音先行で何かそういう言葉ないかなと探すことはよくあります。
で、そこで見つかった言葉から肉付けしていくこともよくあります。
絵
詞を書いてから、影絵みたいな顔を描かない黒塗りの感じやホラーっぽいのが合うんじゃないかと思いました。
マシーさんにどうかと聞いたところ大丈夫そうだったのでそうなっています。
動画の流れをこんな感じにしようと決めてから、それに使うための素材を描いていくわけですが、
創作意欲的なものがほぼゼロになっている時期があったり、
歌唱ボカロのゆかりさん風キャラの立ち位置があまり良くない気がしてきて違うキャラと入れ替えるために描き直したり、
何かこう色々あって大変時間がかかりました。
動画の流れが絵を描きながらコロコロ変わっていって、どうしよう……てなってました。
レコードは絶対出そうと詞を書く前から決めてマシーさんにも話していて、ここは変わらずです。
動画
内容のこと
自分でお気に入りなのは、冒頭のレコードと、女学生がロゼットっぽく輪になって回っているところです。
制服のスカートのひだもロゼットっぽいと思うんですよね。
ちなみにロゼットは薔薇の形を模した胸飾りで、動画の中ではラストの女学生たちが胸につけてる感じのやつです。
👇参考
動画ソフトの機能的には、全体的にリール回転(横)と色ズレのエフェクトを多用しました。
大部分をレコードが軋みながら回ってる感じのイメージで作っています。
AviUtlでやってたこと
たまに書こうとしているAviUtlでやったことなど。
今回はどこのこと書いたらいいかマシーさんに聞きました。
1. イントロのレコード部分
音が左右から交互に聞こえて段々真ん中に近づいてくるみたいな始まりだったので、レコードも左右に振れながら登場したら面白いかなという試みです。
レイヤー6の画像の設定
レイヤー7の画像の設定
ずれてる大きさがだんだん一致してってほしいので、拡大率の始まりはレイヤー6よりレイヤー7のほうが10大きく、終わりは同じ数値にしました。
合成モードはレイヤー6が輝度、レイヤー7は通常にして、なんかいい感じになってほしいと思いました。
ちなみに背景は、メディアオブジェクトの図形(種類: 背景)で、色の数値はR71、G35、B42です。
レイヤー7のちょっと大きいほうの画像を真ん中を境にして左右ぱっぱと、音に合わせて聞こえるほうを表示、そうでないほうを非表示にしたいので
フィルタの「斜めクリッピング」を使いました。
別に斜めにしないし単なる「クリッピング」てのもあるんですけど、単なるクリッピングはぼかし機能が一緒になってないので。
レイヤー7にだけ適用させたいので、1つ上のレイヤー8に「メディアオブジェクトの追加」からフィルタを追加します。
「フィルタオブジェクトの追加」からだと下のレイヤー全部にかかっちゃうからです;;
1個目の設定。
2個目の設定。
角度変えて左右ぱっぱって感じ。
3個目は1個目のコピペです。
2. 最初のサビ前部分
女学生4人がこっちを見てる絵が、震えながら色ズレしてくところです。
4人は後に来る間奏で1人1人透明度を変えてまた出したかったのと、動画編集中に位置とかバランスを調整したほうがいいと思ったので個別に描きました。
その関係とタイムラインがうるさかったので、シーン機能で1つにまとめて使いやすくしました。
シーン機能使うの実は2回目です。便利ですねコレ。
シーン7と8で分かれてるのは、真ん中の女子が顔を覆ってる時とチラ見してる時がある関係で、分かりやすくしたいのとルートで長さ調整したかったからです。
グループ制御を使っているのは、絵の配置具合や大きさなんかを後から変えたくなって、2つのシーンまとめて変更したかったからです。
あと、グループ制御にフェードインアウトのフィルタを追加してるかもしれない。
シーンです。7も8も真ん中の女子の画像ファイルが違うだけで他は同じです。
シーンで作ったものは透過できないので、ルートに持ってきた時フィルタのクロマキーで透過するために、絵に使われていない全然かけ離れた色を背景で置いておきます。
追記: 透過できました;;;;;
タイムライン左上のScene(上の画像でいうところの、拡張編集という文字の下のScene7ボタン)を右クリック→「シーンの設定」をクリック→「アルファチャンネルあり」にチェックを入れて、「OK」をクリック。
すみません。とても恥ずかしい……
ルートに戻ってきて、シーンの設定です。
静止画として使うためにする設定が若干めんどくさいので、ループ再生にチェックを入れて動画扱いのまま使用しています。
ループ再生にチェック入れる動作1つだけで、ルートで長さ調整できるようになるので。
でもちゃんと設定したほうが軽いと思います。たぶん。
右上の+からクロマキーを追加して、キー色の取得からスポイトであのかけ離れた色を拾ったら透過されます。
「色ずれ」の設定。
ずれ幅と角度を最後にいくにつれ大きくなるようにしました。
アニメーション効果の「震える」の設定。
これも最後にいくにつれ大きく震えるようにしました。
フォント
OS標準のもの以外はフリーフォントを使わせてもらっています。
歌詞は
👇棘薔薇フォント
レコード部分の文字は
「Produced by」が
👇RoseLorelei
「Mattie-S」「ロゼット」「STEREO45r.p.m」「MV-SHR-1」が
👇Hangyaku
www.fontspace.com
クレジット部分が
👇うつくし明朝体
(P)2020 が
AppleSD Gothic Neo(OS標準搭載)
でした('ω')
おわりに
ユニットとしてまた新しい感じになったかなあと思います。
途中わたしが作れなくなったりとか色々あったんですけど、完成できて本当に良かったし、好きな作品になりました。
多方面に感謝です!
おしまい。