かげおくり

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itsme(いつみ) が制作に関わった作品を中心に、いろいろ。

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ストライカマイン

 

 

 

YT: [Yuzuki Yukari]ストライカマイン[Original]Eng subs in CC by Mattie-S

Nico: 【結月ゆかり】ストライカマイン【オリジナル】by Mattie-S

 

Mattie-Sの新しい曲ができました

「ストライカマイン」

Mattie-Sはマティスと読みます

マシーさんとのユニットです

結成からは二作目、結成前からのコラボも含めると四作目ですかね

ユニットになったから色々なことをしてみようってことで

今作は いつもマシーさん担当だった作曲をわたしが担当しております あわあわ

でも編曲は共同です(ここ重要)

背景とかは いつもどおり後半に書くとして、

まずは詞とルビ代わりの Romaji Lyrics をどうぞ

追記: 英訳追加しました
Edit: Added English lyrics

歌詞

ーーーーーーーーーー

Original

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声に乗せても気持ちが伝わらない
鼓動の速さが今にも爆ぜそう

浅瀬でおぼれる私を周りは
立てよと笑った
向こう岸まで行きなと

泳ぎ方は知ってるけど
立ち方が分からなくって
このままでは息も止まり
感覚すら居なくなる

杖があれば楽に立てるのだろうかと
探しはするけど近くに見当たらないんだよ

口に出した心裏が伝わらないから
あげきもがくこの心走っていってと
音になり誰か共鳴してと願いつつ
胸の底に機雷は抱えたままで

おんなじ言葉を操っているのに
今ひとつ噛み合わず心が砕けそう
揺れ動く誘導軌条が
的外れの追い風加速させれば
さよなら

喋り方は知ってるけど
言い方が分からなくって
このままでは全部忘れ
そしたら何が残せる

声に乗せても気持ちが伝わらないんじゃないか
あがいて叫ぶ心が走った音に変われば

明日も生きてキライが不発で
終わるんじゃないか
あー誰か手を取ってくれないのか

ーーーーーーーーーー

Romaji

ーーーーーーーーーー

koe ni nosetemo kimochi ga tsutawaranai
kodoh no hayasa ga imanimo hazesoh

asase de oboreru watashi wo mawari wa
tateyo to waratta
mukohgishi made ikina to
oyogikata wa shitteru kedo
tachikata ga wakaranakutte
konomama dewa iki mo tomari
kankaku sura inakunaru

tsue ga areba raku ni tateru no darohka to
sagashi wa suru kedo chikaku ni miataranaindayo

kuchi ni dashita shinri ga tsutawaranai kara
*ageki mogaku kono kokoro hashitte itte to
oto ni nari dare ka kyohmei shite to negai tsutsu
mune no soko ni kirai wa kakaeta mama de

on'naji kotoba wo ayatsutte iru noni
imahitotsu kamiawazu kokoro ga kudakesoh
yureugoku yuudohkijoh ga
matohazure no oikaze kasoku sasereba
sayonara

syaberikata wa shitteru kedo
iikata ga wakaranakutte
konomama dewa zenbu wasure
soshitara nani ga nokoseru

koe ni nosetemo kimochi ga tsutawaranainjanaika
agaite sakebu kokoro ga hashitta oto ni kawareba
ashita mo ikite kirai ga fuhatsu de
owarunjanaika
aa dareka te wo totte kurenainoka

ーーーーーーーーーー
*ageki is the conjugation of a coined word by us
It has no particular meaning, but sounds like cry while gasping

ーーーーーーーーー

English

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Strike A Mine
ーーーーーーーーーー

My feelings don't get through to the world
No matter how I put them into words
My beating heart is out of control
As if it'll be exploded

People ridicule me for drowning in shallow water and say:
Just stand up and walk to the farther shore
Though I know how to swim
I don't know how to stand up
I'm going to suffocate and become numb
If this keeps on
I'm wondering if a wand will help me stand
But I can't find one within my reach

My intensions don't get through to the world
No matter how I put them into words
So I wish that my fluctuating heart would run out
and make someone sympathize with me
Someone with a mine inside their head

It’s not quite right
Even though we share the same language
My heart will be crushed
That we don't share the same wavelength

When the unsteady torpedoes accelerate
in the tailwind for the wrong target
It means goodbye

Though I know how to speak
I don't know how to express
I'm going to be forgotten
If this keeps on
What would I leave behind?

I'm afraid that what I want to say might not get through to you
If my heart which struggles and cries could turn into a rushing melody
I would go on living with dislikes that misfire
Aa, I wonder if someone will take my hand

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以下背景など

背景 

今回なんで配役がこんなことになったかというと、
ユニットになったのをきっかけに色々やってみたいねと話していた時
マシーさんが、ぽろっと
いつみが音で僕が詞でもマティスだよね
的なこと言ったのを、わたしが真に受けてしまったのが全ての始まりです。
わたしがもっていた疑問のひとつに、
もし自分の考えた何かに誰かが関わってくれたならどうなるんだろう?
というのがあったんですけど
そこらへんと合わさって わーっ ってなっちゃったみたいな……

ちなみに上記のことを強く思うきっかけになったのが↓

itsmeee.hatenablog.com

↑昨年参加させてもらったクリスマス企画でした。

この時は、既にできあがっていた拙作を原案に歌ってみたとMixをしていただいたんですが、
プラス、追加の音アレンジを最後部に入れてもらえていたんです。
ストリングスっていうのかな?
それが入った瞬間 すごい、何これ異次元 と思って。
最後部で胸熱な感じにしたかったものの未熟すぎてできなかった部分を
どんぴしゃっと補ってもらえていたといいますか。
このあたりの気持ちが、もしも制作途中から全面的に関わってもらったら……? に発展したわけです。

で、話を戻しますと、

今回 原案はそれ用に作ったというわけではなく、
心身のコンディションがガッタガタしてた時に衝動でできたものなんです。

3トラック、Dominoさんで単純にぺこぺこ打ちこんだだけのやつ。

それっぽいものはできたものの、ここから自分できちんと形にできる気がしなかったし、
前ユニットで色々~という話があったしで、
どうかなー と マシーさんへ おずおず送ってみたという あらまし。

そこから、やれるか分からないけどやってみよう、となって
紆余曲折ありましたが、完成までもっていくことができました。泣いた。

わたしの比重が かつてないほどやばいことになったため、
マシーさんファンの方は嫌な気持ちがしないだろうか、と定期的に不安に襲われる毎日を過ごしました。

紆余曲折時期は真面目にしんどかったです。
確実にマシーさんもしんどかったと思います。
最終的にお互い疲弊しすぎて、どちらも体調崩したような覚えがうっすら。

何せ今回は原案が わたしなので、そりゃあもう色々と めちゃめちゃなわけですよ。

ベース弾きのマシーさん的には、ベースがふたついるみたいなところが一番アレだったみたいです。

ちなみに わたしが渡したのは、メロと、ピアノと、ベースのみっつで、ピアノのパートが一番まずかったのかな(未だに あまりよく分かっていない)

ピアノの部分は99%くらいピアノじゃなくなって、ベースがふたついるみたいなところは音色や音程を変えて調整してくれたみたいです(詳しくはマシーさんがブログで書いてくれるかもしれないかもしれません)

マシーさんのぶろぐ↓

masii0masii.hatenablog.com

自分で原案を聞いてて、なんか気持ち悪いな何でだろ、と思ってたところが綺麗になって、
かつカオス感(?)は残してもらえて、音色をたくさん追加してもらって、
おおー! となりました。

落書きが曲になっていく! みたいな。

また話ズレましたけど、

とにかく、原案の めちゃめちゃを理解しようとしてマシーさんは たくさん質問してくれたんです。

でもわたしは うまく答えられず。

感情と感覚だけで突っ走って生きてるような人間のため、理由を問われた時に自分でも分からないことが多くて。

言葉のチョイスが悪いかもしれないですけど、理詰めでこられると わーっ となってしまうといいますか何といいますか
情けないことに……

そのくせ、こうしてみたんだけどどう? って調整してくれたものを聴かせてもらった時に、嫌だっと思ったら嫌と言ってしまって、でもそれが何故か理由を聞かれた時に、どうして嫌だと感じたのか自分でも分からず、結果説明もできないわけです。

最低だ と思ったそこのあなた、正解です。

加えて、文字だけのやりとりで進めているせいなのか、はたまたわたしの精神が幼すぎるのか(十中八九こっち)どんどん話が嚙み合わなくなっていって……

ここら辺の体験は詞へ如実に反映されています。

元々 自分の中でテーマはあったものの、詞のことは全く考えていなかったので、

そのテーマと、前述の体験や、それまでに話していた内容で頭に残ったこととを融合させる感じで書いた結果があれです。

たくさん迷惑をかけて、でも、
マシーさんが絵とか動画にびしびし意見を言ってくれるようになって、
わたしは分からないなりに積極的に思ったことを言えるようになって、
ユニットだなーって感じです。上手く言えないですが。

動画や絵に対しては過去最高に意見もらってると思います。

そしてその結果、久々に自分を追い込む感じが たまらなかったですね。
適度に条件つけられると、苦しいのに わくわくしませんか?
もちろん時と場合と人によりますが。

わがままなので基本ほっぽかされてるほうが好きです(

音コラボも成功だね、とマシーさんのほうから言ってもらえた時は本当に嬉しかった。

わたし単独では絶対辿りつけないようなところにもっていってもらって、
もうほんと喜びと感謝と尊敬しかないです。足向けて寝れない。

て言うと、ユニットなんだから、と怒られそうですが。

今後も楽しみながらやっていけたら素敵だな と思います。

 

おしまい。