かげおくり

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itsme(いつみ) が制作に関わった作品を中心に、いろいろ。

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エキストラA

 

 

 

何作目か数えるのをやめましたが、
新しい曲ができました。


YT: [Teto Kasane]エキストラA[Original] Eng Subs in CC - YouTube

Nico: 【オリジナル】エキストラA【重音テト】 by itsme(いつみ) VOCALOID/動画 - ニコニコ動画

 

与太話は後半に。

まず歌詞。

オリジナルとRomaji lyricsです。

1/28追記: 歌詞に抜けがあったので付け足しました;;

 

歌詞

オリジナル

ーーー


誰にもなれない 何にもなれない
伝えられないくらい暗いツライ cry
自己否定に次ぐ自己犠牲がつい儘ならず回らぬ呂律で
「キライキライ」

時間が足りない 自覚も足りない
地雷しかない詰め甘い my mind
自主規制しても軸ブレてるから
つまんないくだんない漏洩止まんない

したいしたいしたいくせに
「知らない」「わかんない」
理解理解理解離乖離
ふっとんで live a lie
痛いイタイ but try to smile and 狂い喰らえ黒い crime
やばいやばいバイバイ やばいやばい night-night
一心に一心に一心に一心に 芯に芯に真に真に

死に死に必死に死に 遮二無二シニックぶって
叫び叫び叫び叫ぶ 足掻き足掻く餓鬼餓鬼
見ない見ない 否 見たくない


誰にもなれない 何にもなれない
上辺しかないくらい暗い my kind
自己否定に次ぐ自己犠牲がもう儘ならず回らぬ呂律で
「ツライツライ」

時間が足りない 自覚も足りない
事態変わらない 行き止まって taken a dive
自主規制しても軸ブレてるから
内実 真実 事実 定まんない


何者? 借り物? 有り物? 余り物!
あー噴飯もの 後ろ暗く fly blind
このハナシ無しにして僕をマシにして
足し引きゼロにして無垢な心返して
逃げ出したい逃げ出せない
煮ても焼いても寝ても覚めても

したいしたいしたいしたい
知らんのに したりない
やばいやばいやばいやばい a survivor になれない
理解離乖離乖離乖離
ぶっとんで as high as a kite
笑い嗤え the die was cast
戻れないの since you arrived
「産んでくれって頼んでない」って
産んだほうだって頼んでないって
僕みたいなクズがどうか産まれますようになんて
呻き呻き呻いた末が こんな者の存在なんて
恨みつらみ見ない見ない
見ない見ない 否 見たくない

 

*くりかえし☆くりかえし★くりかえし


逃げ出せない逃げ出せない
寝ても覚めても寝ても覚めても

○くりかえし


誰にもなれない 何にもなれない

●くりかえしx2

This is my life

ーーー

Romaji

ーーー

*

dare nimo narenai nan'nimo narenai

tsutaerarenaikurai kurai tsurai -cry-

jikohiteh ni tsugu jikogiseh ga tsui

mamanarazu mawaranu roretsu de "kirai kirai"

*

jikan ga tarinai jikaku mo tarinai jirai sikanai tsume amai -my mind-

jisyukiseh shitemo jiku bureteru kara tsuman'nai kudan'nai roh'eh toman'nai

 

shitai shitai shitai kuseni "shiranai" "wakan'nai"

rikai rikai rikai-ri-kairi futtonde -live a lie-

itai itai -but try to smile and- kurui kurae kuroi -crime-

yabai yabai baibai yabai yabai -night-night-

isshin ni isshin ni isshin ni isshin ni shin ni shin ni shin ni shin ni

shi ni shi ni hisshi ni shi ni syanimuni shinikku butte

sakebi sakebi sakebi sakebu agaki agaku gaki gaki

minai minai ina mitakunai

 

+

dare nimo narenai nan'nimo narenai

uwabe shikanaikurai kurai -my kind-

jikohiteh ni tsugu jikogiseh ga moh

mamanarazu mawaranu roretsu de "tsurai tsurai"
+

jikan ga tarinai jikaku mo tarinai jitai kawaranai ikidomatte -taken a dive-

jisyukiseh sitemo jiku bureteru kara naijitu shinjitsu jijitsu sadaman'nai

~

nanimono? karimono? arimono? amarimono!

ah funpanmono ushiroguraku -fly blind-

kono hanashi nashi ni shite boku wo mashi ni shite

tashihiki zero ni shite muku na kokoro kaeshite

nigedashitai nigedasenai

nitemo yaitemo netemo sametemo

~

 

shitai shitai shitai shitai shiran'noni shitarinai

yabai yabai yabai yabai -a survivor- ni narenai

rikai-ri-kairi kairi kairi buttonde -as high as a kite-

warai warae -the die was cast-

modorenaino -since you arrived-

"undekurette tanondenai"tte

undaho datte tanondenaitte

boku mitaina kuzu ga dohka umaremasuyohni nante

umeki umeki umeita sue ga kon'na mono no sonzai nante

minai minai minai minai ina mitakunai

 

**repeat ++repeat ~~repeat

=

nigedasenai nigedasenai

netemo sametemo netemo sametemo

=

==repeat

>

dare nimo narenai nan'nimo narenai

>

>>repeat x2

-this is my life-

ーーー

歌詞だけでも長かったですね。

でもさらに続きます。お暇でしたらどうぞ↓

 

 

背景

主に悪い意味で定評のある(?)拙作たちですが、

たぶん今まででこれが一番問題児な気がします。

理由のひとつは、

この詞を書いたのが色んなものを拗らせていた頃だったから

です。

正確に言うと、それに手を加えて曲にしたので

そのまま修正なしでメロディをつけたわけではないんですが、

当時の心境に今の私が色をつけることはしないようにしたつもりです。

なので結構イタイと思います。

でも、こんな時もあったなあ、とある意味懐かしく感じるんです。

もちろん今は大人になったので、この頃とは少し考え方が変わりました。

 

ちょっと記憶が朧気なんですけど、この詞を書いたのは

日本でも裁判員制度が始まるとか始まらないとか言っていたあたりだったと思います。

以下は割と鮮明に覚えているんですけど、

裁判員に選ばれたら原則として辞退できず、正当な理由がなければ罰を科せられると聞いた当時の私は、正当な理由とは何かを調べました。

それは、まあざっくり言うと、

絶っっ対にその人でなければできない用事がその日にある、というもので、

例として挙げられていたのが、

当時お昼の生放送番組だった「笑っていいとも!」の司会を務めていたタモリさんだったんです。

社長さんでもダメ、役職のついている会社員程度では全然ダメ、代わりがきくでしょう、という感じだったんです、確か。

私は、自分が大人になった時に裁判員をやりたくないと思ってそれを調べたんですが

タモリさんレベルでなければ辞退できない、と知り愕然としました。

今ならそれほど大げさにとらえることはしませんが、当時はショックを受けたんでしょうね。

この世に生きている人間の大多数は代わりがきく、つまり大体の人間には存在する意味なんてない、誰かが急にいなくなっても大した影響はない、みたいに。笑

まあ概ね事実っちゃ事実ですし、今だったらまあそうだよねって感じで終わるんですが。

 

自分が特別な人間になれる器じゃないのは昔から気づいていましたし、

そこらへんのもどかしさが ぐしゃぐしゃーっとなって、この詞ができたんだと思います。

隅っこに走り書きしてあった変なポエムから察するに。笑

「誰にもなれない何にもなれない」って、つまりそういうことです。きっと。

生きてる理由がないなら死ねばいいのに死ぬのも怖かった、けど死ぬのが怖いなんて言うのはチキンだと思っていた。

かと言って「産んでくれなんて頼んでない」みたいな どうしようもなく青い常套句を親へぶつけようとしても、

親だって別に私のような出来の悪い子どもを産みたかったわけじゃないだろう、と思うと言えなかった。

本当に意味のない、しょうもない人生だ。

そんなふうにぐるぐるしていたと思われる、

とても恥ずかしいけど、ほんのちょびっとだけは愛おしい1ページ。

 

おしまい。