かげおくり

itsme(いつみ) が制作に関わった作品を中心に、いろいろ。

よるのうた

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新しいユニット作ができました。 

 

 

ツイ内リンクから飛べない方はこちらからどうぞ↓

YT: よるのうた - Yuzuki Yukari & Scarlett Ikeda [Eng subbed] - YouTube

Nicoよるのうた - 結月ゆかり & スカーレット池田 - ニコニコ動画


今回はわたしのアカウントから投稿となりました。

 

歌詞は別ページです↓

itsmeee.hatenablog.com

 

 

以下はいつもの長話。

とっても長いよ。

 

 

・スカーレット池田 さんとは

 

ゆかりさんと一緒に歌っているのは、UTAUさんです。

akakara-poshiposhi.blogspot.com

 

スカ池さん(愛称)こと、スカーレット池田さん。

初めて音源配布のデモカバー曲(【スカーレット池田】キデ【UTAUカバー/音源配布】 - ニコニコ動画)と、その中に出てくるプロフィールを視聴した時、

一番最初に、優しくて穏やかな声だな、好きだな、と感じたのをよく覚えています。

あと、青い感じなのに赤系の色を意味するスカーレットとは、と気になったのと、親しみやすい響きなのが個人的に印象に残り、名前もすぐ覚えました。

名前の由来については、最近 中の人である 朱月からんさん(@karan_akatsuki | Twitter)に聞いて なるほど! となりました。

勘のいいかたならもうここまで読んだ時点で気づいていそうなので割愛します。

 

そして、歌ってもらいたいなっとも思ってました。1~2年前くらいからです。

プロフィールにピアノがすきとあり、歌ってもらうならピアノのいる穏やかで前向きな曲がいいな と考えてたんですけど、

けど、けど~

そんな曲が自分で作れぬまま日々は過ぎてゆき……

 

・今回の曲ができた経緯と背景

 

前述していたこととは全く別のところで、ユニット Mattie-S内で初めて詞先コラボをしてみようという話しが出ました。

自分じゃ到底作れそうもないけれど表現はしてみたい、的な詞を書いてみたいと思い、その時 頭に浮かんだのが幼少期の夏の記憶でした。

 

田舎だったので、夜びっくりするくらい静かだったんですよ。

水辺が遠かったため蛙の鳴き声もせず、虫の声や草木の揺れる音が そこはかとなく響くだけ。

今ほど暑くなかったのでクーラーを ほぼ使っておらず、寝苦しい夜は窓を開け、冷たい夜風に頼って寝ていました。

そしてすごく稀に、何故かは分からないんですけど虫も草木も黙ってしまって、漫画などで「しーん」と表現されるあの音が聞こえるくらい静かな時があったんです。

 

ちょっとずれますが、この「しーん」がオイフォンというものであることを知ったのは大人になってから。

蝸牛という耳の器官が震えている音なんだそうですが、現時点でその理由は分かっていないとか。

 

脱線終わり。

そんな静かすぎる夜は、空気が澄んでいるからなのか、絶対いつもなら聞こえない遠くの環境音が聞こえました。

電車が線路を走るトトンタタンという優しい音や、何の音か分からないけれど とにかく心地よい音。

それらは窓を開けていないと聞こえなかったので、夏の時期 うっかり夜中目覚めてしまったりした小さなわたしにとって子守歌でした。

聞きながらゆめうつつ、いつの間にか寝て、気づいたらもう朝。

 

という体験を、詞にする前にマシーさんへ話してみたら、彼も同じ経験があると言うんですね。

こういうイメージが事前に共有できるってすごいことだなあ、と思い、もうこれでいくしかないと自分の中で決めてしまいました。

 

そうして詞先にてできあがったデモを聴かせてもらったら、もう本当にとても個人的に好きな感じの音で。

本当は、朝目覚めて現実に戻ってしまうところまで詞にしていたんですが、デモが進む内これはそのまま寝たいなとカット、余分な助詞もカットカット、で ああなりました。

 

ちなみに、当初「寝や」の部分は 方言難しいということで「寝よう」に変更されていましたが、途中で戻りました。

実際のところわたしの地方では 寝や~ とは言わないんですが、人が言っているのを聞いていて いい響きだなあと思ったものなので嬉しかったです。

愛知とか三重とか、そのあたりの方言っぽいのですが、詳しいことは分かりません。

 

で、ここでやっとこさスカ池さんが出てくるんですが。

ゆかりさんの声って基本優しくて穏やかめじゃないですか。

そこでわたしはスカ池さんのことを思い出し、この曲ピアノあるし穏やかだし後ろ向きじゃないし、と他人の褌で相撲をとろうと図々しくも考えてしまったのでした。

だってゆかりさんの声と絶対相性いい、などと勝手に思ってもいました。

 

申し出たらOKをいただき、

どういう経緯だったかは忘れましたが 手を入れられること前提でハモリのメロを作って渡し、綺麗にしてもらったあと、入力する言葉とMIDIデータをもらって調声と相成りました。

スカ池さんは性別未設定だし、と、低いところから高いところまで歌ってもらいたいな~と考えたのですが、そのあたり自分でやったらまるでメインの旋律みたいになってしまったところ、マシーさんによって特徴を残してもらいつつ綺麗に生まれ変わりました。すごい。

 

で、色々あってmixをわたしがすることになりました。

もちろん当初は固辞しまくりましたよ!

ようやっとmixの本を1冊買って、しかもまだ最初の方しか読んでいない未熟な人間なのに、人様の曲をいじるのは早すぎると思ったからです。

mix師さんのするように、作編曲者の意図を汲んで上手いこと調整するなどという高度なことももちろんできません。

わたしに任せたらわたしの感じになってしまうし、音の人であるマシーさんという圧倒的存在と組んでいながら、自分がmixをするというのにどうしても抵抗がありました。

 

作曲やmixを料理に例えることって自分の中ですごく理解しやすいのですが、

作曲が調理ならmixは盛りつけ、ということで

食べてみたら味は美味しいんだけど盛りつけがそんなに食欲をそそらない、とか、味は素朴だけど盛りつけがすごく食欲をそそる、とか 色々あると思うんですけど、

わたしにやらせると まずお皿選びから失敗する可能性が非常に高いわけです。

で、せっかくのお料理をバランス上手くとれずにどちゃっと盛ってしまうみたいな。

 

このあたりの葛藤をぐるぐるしながら、時にめちゃめちゃ挫け、でも何やかんや頑張り、

折角わたしがやるなら、マシーさんに聞きながらだと マシーさんの超絶劣化版になるだけじゃん、ということで ある程度のところまではマシーさん以外の方々を頼り、何とかここまで来ました。

このような、ある意味特殊な背景をもっていた わたしのようなペンペン草がアドバイスを求めた時、快く答えてくださった方々へ この場を借りてお礼申し上げます。

ここに書いたとて既にめちゃめちゃ長いので目に入るか謎ですし個別にお礼はしていますが、記します。

 

ちなみにちなみに、マシーさんに了解を得て、わたしの独断でひとつだけ自然の音を加えさせてもらっています。

これも折角やるなら精神です。

電車や波の音ではないです。

空気感がぴったりだなと思ったので、全体に入れさせてもらいました。

 

絵と動画はとってもシンプル。

背景は写真と絵のコラージュに、めっちゃ加工・加筆したものです。

メインは海(行動力の化身となり 写真撮りに行った)

上のほうに斜めに走っている線のあたりは、リアルに電車の線路です。

メインの日本語フォントは、アームド・レモン(配布先: 海沿いカリグラ邸! 様)

英語フォントは、Book Antiqua 。

へにゃへにゃしているのはわたしの直筆です。

↑こういうの書くのいっかいやってみたかったのでやりました 笑

 

そんな感じでした。

夏の歌だし蒸し暑い内に、とあわあわ投稿したので いつも前もってブログを書いているのですが、後を追う形で書いています。

田舎の夜を思い出した、とか、ノスタルジックな気分に、とか、すごく嬉しいご感想いただいてて、ユニット内で喜んでいます。

こういう感覚、共有できると嬉しいですし、伝わった! というのもやっぱり嬉しいです。

ほんと、いろいろ感謝でいっぱいです。

 

ユニット作なんですけど、それと同時に わたしが聴きたい曲 にもなりました。

今も片田舎に住んでいるので夜は静か、この曲をスピーカーで流していると、外の虫の声と混ざって さらに好きな感じだったりします。

あと、自由なユニットだからこそ許された作品だなーとも強く思います。

マシーさんファンの方で、もしあまり良く思わないかたいらしたら すみません。

色々ありましたが、とても大切な作品のひとつです

 

おしまい。